私用する

今回は「使用」の誤変換としての「私用」である。浅学振りを曝け出すようだが、「私用」がさ変(名詞)として用いられることをはじめて認識した。
岩波国語辞典第五版では>しよう【私用】>個人的な用事。また、個人のために用いること。⇔公用・とある。

もし、さ変ありの場合は、〔名・ス他〕と品詞が表記されるので、岩波国語辞典第五版ではさ変としては用いないということになる。ところが、新明解国語辞典第五版では、>しよう【私用】>2 ?する公に属する物を自分の△事(物のよう)に使うこと。>用例・作例>官物を?すると書いてあったりする。Google 検索: 私用するGoogle 検索: 私用しないGoogle 検索: 私用できるGoogle 検索: 私用できない上記Googleの検索に抽出されたものが全て残酷ページである訳ではない。私としては違和感があるのだが、一応「私用する」なるさ変の使用法があるらしいので、ご注意くだされ。なお「私用:さ変」については、ほとんどのIMEに標準で採用されている。日本語入力ソフトの”誤私用”には要注意。それでは、よきインプットライフを!誤りなきインプットライフを!!